日日是研鑽

shigemooによる自己啓発を中心とした書評を綴ったブログです。

マーシー・シャイモフ「脳にいいことだけをやりなさい!」に学ぶ【書評】

こんにちは。shigemooです。

今回は、マーシー・シャイモフさんの書かれた「脳にいいことだけをやりなさい!」を解読していきます。

 

はじめに

幸せとは何でしょうか。

著者は、幸せとは、「あるもの」ではなく、「認めるもの」、すなわち各々の価値基準に委ねられているといいます。

関連記事はこちら↓

www.shigemoo.net

つまり、まったく同じ状況下においても、各々が感じる幸せの度合いは違うのです。

また、各個人には「幸せ度」なるものがあるといいます。

これは、様々な出来事が起こっても結局はその値に戻ってくる、標準値のようなものです。

例えばもとの幸せ度が100だったとして、宝くじに当たっても、病気をしても、結局は100になるということだそうです。

そして、この幸せ度は50%が遺伝的なもので、もう50%が後天的なものです。

また、周囲の生活環境、還元すれば変えられない要素はたった10%に過ぎないようです。

つまり、40%は自分で変えることができるのです!

この本では、その40%にフォーカスし、いかに幸福を感じられる脳になるか、ということを7つの方法にわけて紹介しています。

1. ネガティブ思考の大掃除をする

誰の人生もそうであるように、あなたの人生にもうまくいかないことはあるはずです。

しかし、自分を責めることは、屈辱感や罪悪感を生み、脳内のネガティブな神経回路を発達させ、他人を責めることと同じくらい幸福感を奪っていきます。

ですから、まずは自分を認めてあげてください。

自分を認めれば、押し殺してきた感情や過去の経験を受け入れて、あなたの奥深くに封じ込まれていたエネルギーを解放することができます。

では、自分を認めるにはどうすればよいのでしょうか。

脳科学者ハリエット・ゴスリンズによれば、「自分に責任をもつことと自分を責めることの区別ができたとき、人は初めて新しい選択ができます。そして、本当に自分を認めることが出来るのです。」と言います。

つまり、自己肯定感を持てたときが境界であるというわけですね。

2. プラス思考で、脳にポジティブな回路をつくる

多くの人は、一日に約四万五千回、ネガティブな思考に囚われているといいます。

逆に言えば、これらをポジティブに転化させることができれば、多くのことが変わってくるはずです。

それでは、どうすればよいのでしょうか。

脳の神経系は柔軟で、新しいやり方を覚えることができるので、意識して考え方を変えさえすれば、脳の中にもDNAの中にも変化が起こるそうです。

実際に、考え方を変えれば新しい神経回路が作られるということが実験によって証明されています。

とはいえ、必要なのは具体的な対策を講じることです。

つまり、古い思考回路を持った脳に、新しい考え方を教える必要があります。

幸福の中枢であるとされる大脳新皮質に働きかけて、ネガティブ・バイアスをなくし、原始的な警報システムのスイッチを切るのです。

3. 何事にも愛情表現を忘れない

具体的には、どうすればよいのでしょうか。

それは、感謝の気持ちや愛情表現を忘れないことです。

実際に、幸せな人は一日のうちに何度も感謝の気持ちを意識します。

それは、心のエネルギーを嬉しいことに向けていれば、より幸せになれるからです。

また、感謝の日記をつけることも良いそうです。

確か、樺沢紫苑先生がこのワークによってセロトニンが分泌されると言っていたような気がします。

4. 全身の細胞から健康になる

幸せになるためには、考え方だけでなく、体も健康である必要があります。

細胞を幸せにしていくには、まずストレスや疲れをためないようにして、身体から毒素を排出し、新たな毒素を入れないようにすること、そして、脳の中でつくられる化学物質を滞らせないようにすることです。

多くの研究から、幸せの化学物質は、日々の行動によって増やすことができることがわかっています。

具体的には、栄養バランスの取れた食事をとること、よく水分を摂取すること、運動すること、夜十時には眠りにつくことなどが述べられています。

5. 瞑想などで脳を人智を超えた大いなる力につなげる

何か「人智を超えた大いなる力」とつながっているという状態を経験することも脳によいと言います。つまり、そのつながりが深ければ深いほど、人生は豊かで喜びに満ちたものになります。

実際に、幸せを感じている人は、どの人も大きな力とのつながりを感じていて、生きていることへの感謝と驚きと畏敬の念を持っていることが共通しているといいます。

それでは、その境地に達するにはどうすればよいのでしょうか。

具体的には、瞑想が良いとされています。一日十五分でよいので、瞑想などで脳内奥深くに目を向けるようにしましょう。

6. 目標をもち、脳に眠る才能を開拓する

人は、何かに没頭しているときに最も幸せで、かつ能力が高まっているといいます。

心理学者ミハイ・チクセントミハイは、この状態を「フロー」と呼びました。

これは、時が止まっているように感じられたり、実際には何時間も経っているのにほんの一瞬に感じられたりして、完全に集中している精神状態のことです。

脳は「フロー」を感じれば感じるほど活き活きとします。

7. 付き合う人を選んで、脳にいい刺激を与える

自分の脳の状態をメンテナンスするためには、付き合う人を選ぶことも重要です。

なぜなら人は、初対面の人に対しても、ミラーニューロンによって心理的な架け橋を築き、その影響を受けるからです。

したがって、脳によくない感情を持った人と関係してしまうと、自分の脳にも悪い影響が出てしまいます。

そこで著者は、次のように提案しています。

  • 正反対の態度をとる
  • 見えない壁を築く
  • 相手を変えようとしない

などです。

以上に述べたことは大変なことも多いですが、大きな成功は、少しずつでも継続的な改善によってもたらされます

少しずつ変えていくことで、脳の中に生まれた新しい神経回路がしっかりとした道になり、やがて意識しなくてもあなたの望む通りの行動をとることができるようになります。

私たちは誰もが必ず、「脳にいいこと」を実践して幸福感に満ちた人生を送ることができます。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました!