日日是研鑽

shigemooによる自己啓発を中心とした書評を綴ったブログです。

永松茂久「人生を言いなりで生きるな」に学ぶ【書評】

こんにちは。shigemooです。

今回は、永松茂久さんの書かれた「人生を言いなりで生きるな」を解読していきます。

自分を生きている人には不思議な華がある

あなたは見たことがないでしょうか。

いつもわがままで好き勝手やっている問題児が、何か一ついいことをすると親や先生にやたらほめられるのを。

これは真面目に生きている人からすると、とても不合理を感じます。

大いに不平等ではありますが、人間にはそういうところがあります。

自分を主張し、自分の思うままに自由にやっているタイプの方が、意外と得をすることがあります。

なぜでしょうか。

人は自分を主張する勇気に対して、無意識に魅力を感じてしまう特性を持っているからです。

「誰とでも仲良くやっていける人がいい人である」

私たちはこう教えられて育ってきました。

どんな人とでもトラブルなくやっていける人は、確かに人畜無害で誰にも嫌な思いはさせないかもしれません。

しかし、逆から見ると、そういうタイプの人には個性がないのです。

誰にでも合わせることができるというのは、言い換えれば、「自分の意見を持っていない」とも言えます。

これとは対照的に、自分が納得のいかないことにはテコでも動かない人は、意見が逆の人から見ると、厄介な存在に映るかもしれません。

しかし、こういう人には強烈な個性があります。

違うものは違うと言い切る。

そのために、たとえその場がまとまらなくなったとしても、自分の意見ははっきり言う。

この一本筋の通った生き方に、不思議と人は引き寄せられるのです。

何に惹かれるのでしょうか。

それは、その人がもった「自分自身の軸」です。

自分が信じる道、自分の在り方、そして自由。周りの目をはばかることなく生きている、そのスタンスに惹かれるのです。

どんな状況であれ、自分らしく生きている人には、決して周りに埋没することのないその人独特の光を持っており、それに惹かれるのです。

自分らしさという、その人独特の「華」に人は惹きつけられるのです。

そして、あなたはいつからでも自分らしさを取り戻すことができます。

もっと自由に生きていくことができます。

とにかく、まずは経験ありき

成功者の体験談には、大きくパターンがあります。

つまり、激動の人生を経て、感謝の境地に至るというものです。

しかし、感謝が大切だからと言っていきなりそれを鵜呑みにして、感謝、感謝、と走ってしまうのは考え物です。

この言葉の表面だけを自分にインストールして、「今日から感謝で生きる」と決めるタイプの人は、実はうまくいかないことが多いのです。

なぜでしょうか。

それは、自ら困難を経験していないからです。

周りにいる成功者は、とにかく多くの挫折や失敗を経験してきています。

膨大な行動と経験の数の上に今があるということです。

そして、失敗の痛みを感じたとき、初めて先人の言った「感謝」や「利他」という真理のすごさを体感するのです。

だから、やってきた人の言葉は重いし、なんとも言えない説得力があります。

つまり、経験を経てさとった真理なのです。

成功者の共通点は、人の話を聞かずに自分で行動したからこそ、ここまでたどり着いたということです。

そして、誰の言うことも聞かないかわりに自分の頭で考えたということです。

何よりも大切なのは、人のいい話を聞いて感動し、それを鵜呑みにすることではありません。

まずは自分の頭で考えて行動することなのです。

相手が本当に求めているものを探究するのが仕事

相手が本当に求めているものは、相手に聞いてもわかりません。

これは、自動車会社を創業したフォードの言葉にもあります。

今の人々に何が欲しいか聞いたら、もっと早い馬が欲しいというだろう

この潜在的な希望、形にできない価値観を商品として提案するのが仕事なのです。

自己啓発は必要なのか

社会に出て学ぶことは大切です。

しかし、もう一つ上があります。

それは仕事の中で、それを活かすことです。

学んだことを活かさなければ、単なる頭でっかちの物知りで終わってしまいます。

著者は、自己啓発には二つのジャンルがあるといいます。

一つはメンタル系、もう一つはビジネス系です。

メンタル系に関しては、

「いかに幸せに生きるか」

「いかに人生の成功者になるか」

という抽象度の高いものになります。

それゆえ、著者やメンターを教祖化してしまうと、思考停止状態に陥るリスクがあるといいます。

したがって、自分自身を律することが大切です。

本来は自分で自分を整えるための啓発が、いつのまにかトップの追っかけになってしまったり、その人に会って心を穏やかにしてもらうことが目的になってしまうと、なんのための啓発なのか、わからなくなります。

今度は、もう一つのビジネス系の自己啓発について考えます。

このビジネス啓発は、あくまで成功や幸福ではなく、仕事という具体的な存在を中心に置かなければ成り立ちません。

あくまで自分の仕事を軸としてスキルやマインドを磨き、役立てていくのです。

仕事を中心に置いておけば、学びの空間に依存しすぎることはないのです。

一番の成長は、自分で決められる人間になること

著者は言います。

人生はゲームだ。

そして、そのゲームは、難しいからこそ、楽しさがある。

簡単にクリアできるゲームなんて面白くない。

数々の障害を乗り越えて、ようやくゴールにたどり着くからこそ、そのゲームはさらにエキサイティングなものになるのだ。

そう考えたとき、あなたにとって都合の悪い人、あなたを言いなりにしようとする人も、あなたの人生のドラマを華やかにしてくれるキャストのようなものになります。

最初はみな下手です。

しかし挑戦を続けることで、上達していくのです。

努力の量が違えば、ポテンシャルは同じでも、辿り着く世界は別のものになります。

そう考えると、才能の差は微々たるものであることが分かります。

不器用な人の積み重ねの前に、努力をしない天才は絶対に勝てない。

そう考えたとき、少々不器用な方が将来の伸びしろがあります。

「どうせ無理」

こんな言葉の言いなりになる必要はありません。

無理かどうかは、やってみた後に、自分で判断すればいいのです。

言いなりにならずに、自分で決める。

それは、自分がそうしたい、したくない以前に、一人の人間として、社会で生きていく以上、必須事項なのです。

まとめ

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最後までお読みいただきありがとうございました!