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shigemooによる自己啓発を中心とした書評を綴ったブログです。

メンタリストDaiGo「自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス」に学ぶ【書評】

こんにちは。shigemooです。

今回は、メンタリストDaiGoさんの書かれた「自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス」を解読していきます。

負のスパイラルは脳機能を低下させる

人間は誰しも悩んでいることがたくさんあると思います。

頭から消えない悩みを消したりコントロールするためには、どうすればよいのでしょうか。

当然ですが、同じことをいつまでもくよくよと考え続ける「反芻思考」はメンタルによくありません。

これは様々な研究によって、うつ病の原因となることが示されています。

うつ病になりやすい人の反芻思考は、自分の欠点や過去の失敗といったどうしようもないことや、ネガティブなことをずっと考え続けるだけです。

べつに解決策を探そうとするわけではありません。

さらに、ネガティブ思考が強くなると、目の前の問題に対する思考力が下がり、新しい問題を抱えることもあります。

もちろん、全員が反芻思考でうつ病になるわけではありませんが、集中力の低下を招くことは事実です。

さらに、脳の問題解決能力が低下してミスが増えるため、また新たな悩みを抱えることになります。

つまり、悩みがあり、考えても仕方のないことを頭のどこかでずっと考えていると、脳の機能が低下するのです。

悩みを解決する「心理対比」

自分の悩みを解決するには、「心理対比」が有効です。

これは、「心理的に物事を対比する」考え方で、具体的には「他人の目線で、最悪の状況を想定したアドバイスを自分にする」というものです。

友達にアドバイスするところを考えてください。

こうすると心理対比が効いて、いまの状況を客観的に、さらには長期的な目線で見られるようになります。

「最悪の状況になったら、こうすればいいよ」というアドバイスができれば、安心感が生まれます。その結果、いままでとは異なる柔軟な視点で物事が見られるようになるのです。

この心理対比の効果は、アメリカのガブリエル・エッティンゲン教授の研究からも明らかになっています。

常に最高の状況と最悪の状況を考える

皆、やりたいことが見つからないといいます。

しかし、著者は「やりたいことは見つかっているが、どうやったらそのやりたいことに辿り着けるのか、具体的なルートが見えていないだけだ」と喝破します。

それでは、どうすれば具体的なルートがわかるのでしょうか。

そこで著者は心理対比を持ち出します。

心理対比をすると目標達成のレベルも上がります。

同時に「どうすれば最高に辿り着けるか」を考えることで、最高と最悪の間を埋めることができます。

やりたいことがわからない人は、まずは、最高と最悪の自分を想定し、心理対比をすることで、脳を、具体的なイメージを描ける状態に持っていきましょう。

漠然とした不安や焦りの正体とは

不安には二種類あります。

まずは、原因がわかっている不安があります。

たとえば、コンプレックスがある、失敗するのが怖くて緊張している、といった不安です。

次に、正体不明の漠然とした不安があります。

不安というのは、本来何かに追い立てられているからこそ感じるものです。

自分を追い立てているものがわかれば、対策を講じることができますし、たとえ一時は不安だったとしても、そうしたものがなくなれば安心できます。

ところが、漠然とした不安には対処のしようがないため、恐ろしさばかり感じるのです。

このような漠然とした不安の正体は何かを調べた研究がいくつかあります。

結論から言えば、その原因はマルチタスクであると言われています。

これは例えばスマホ依存などです。

脳の報酬系が誤作動してしまうがゆえに、通知が来ていないのに、何度も確認してしまうといった行動を指します。

そもそも人間の脳はマルチタスクができないようになっていますが、無理やりマルチタスクをすることによって、恐ろしい害が及ぼされるのです。

マルチタスクによって脳の短期記憶、つまりワーキングメモリがダメージを受け、結果として誘惑に弱くなり、常に刺激を求めるようになることがわかりました。

刺激に弱くなっている脳でスマホを触り、マルチタスクになることでワーキングメモリがダメージを受け、それによってさらに刺激に弱くなるという負のループができてしまうのです。

「不安脳」でも動じない心を手に入れる方法

「不安脳」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

簡単に言うと、うつ病になりやすかったり、不安になりやすかったりする脳のことです。

これには、「周囲の脅威に対して過剰に反応しやすい」、「報酬に反応しづらくなる」といった性質があります。

つまり、怖がりで喜べないというダブルパンチが不安脳なのです。

このため、うつ病になりやすいと言われています。

ただ、不安を感じること自体は悪いことではありません。

その不安をどうとらえていくかが重要なのです。

デューク大学では、不安になりやすい人が何をすれば不安に強くなれるのか、ということを研究しました。

結論から言うと、脳の中の特定の能力を鍛える、あるいはそれを使うような行動をとると、不安に強くなることがわかりました。

まわりの脅威に反応しづらくなり、動じない心を作ることができたのです。

さて、何を鍛えたらいいのでしょうか。

答えは、記憶力です。

もちろん、短期記憶のワーキングメモリでもよいです。

じつは、記憶力を使うようなタスクを行うだけでも、メンタルが強くなることがわかっています。

逆に言えば、脳に負荷をかける、いわば脳の筋トレのようなことをしていないと、どんどん不安に弱くなるということです。

難しい問題を解く、記憶力が必要なゲームやなぞなぞなどをやってみる、ちょっと難しい本を読むなど、問題解決を行っている脳の部分に意識的に負荷をかけるようにしてみましょう。

そうすると、不安を改善することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。この本は、一言で言うと「不安を乗り越え、思考をいい方向へ持っていく上で欠かせないメンタルケア本」です。

皆さんも、ぜひ読んでみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました!