日日是研鑽

shigemooによる自己啓発を中心とした書評を綴ったブログです。

松原正樹「心配ごとや不安が消える「心の整理術」を1冊にまとめてみた」に学ぶ【書評】

こんにちは。shigemooです。

今回は、松原正樹さんが書かれた「心配ごとや不安が消える「心の整理術」を1冊にまとめてみた」を解読していきます。

松原正樹さんは、禅を海外に広めておられる住職の方です。

過去を基準に今を判断するのをやめてみる

長く生きていると、「自分はこういう性格」「昔も同じような失敗をした」といったように、物事を自分の経験値で見てしまいがちです。

もちろん、その人が歩んできた過去は、その人を形成している何事にも代えがたい人生の宝だと言えますが、過去に縛られると、今を生きるのが難しくなってしまいます。

これに対して、ブッダは次のように教えています。

「過ぎ去ったことを追ってはならない。

未来のことについて夢のような考えを持ってはならない。

みんなそれぞれの時間が決まっている。

だからあっという間に過ぎていくもの、瞬きをする間になくなっているところのもの、つまり現在の身をよく観察するべきだ」

つまり、現在に集中し、現在を視点にして物事を判断することです。

こうしてみれば、毎日が新しいことの連続ですし、過去に囚われて後悔することもなく、また未来を案じて憂鬱になることもなくて済みます。

現在、今に集中することです。

苦しみを悪にせず、居場所を認めてあげる

心配ごとに限らず、怒り、恐れ、不安、焦り、憎しみ、嫉妬といった感情は、仏教ではすべて苦ととらえます。

感情そのものが苦なのではなく、その感情に執着してしまうことこそが苦なのです。

私たちは、苦という感情に心ならず体全体まで支配されているように感じがちです。

しかし、こう思ってみてはいかがでしょうか。

すなわち、苦という感情がやってきて、そこにいるという状態です。

苦に執着すればそれはますます膨らむかもしれませんが、放っておけば必ずいつかは消えてなくなります。

つまり、居場所を与えてやればやがて消えていくのです。

これは、心理療法ACTにも似ているところがあります。

何か心配ごとがあるとき、永遠にその状態が続くのではないか、自分はそこから逃れられないのではないかと思ってしまうかもしれませんが、明けない夜はないように、終わりのない苦もありません。

だから、どれだけ苦に悩まされようとも、恐れることはありません。

苦という感情がそこにいるだけなのです。

10年後の自分が見たら、今の悩みはどうでもいいこと

心配は自分が生み出した感情に過ぎません。

かならず、いつかは消えてなくなります。

そのことを私たちは、人生でたくさん経験してきています。

その事実を少し思い出してみるだけで、ちょっとした心配ごとであれば手放すことができるのではないでしょうか。

あるいは、「この心配ごとが10年後まで続いているだろうか」と自分に問いかけてみるのもいいかもしれません。

そうすれば、案外短い期間で済むと考えられることもあるはずです。

長期にわたる心配ごともあるでしょう。

そんなときは、「それに対して今できることはあるか?

できることがあるとすれば、それをしよう」

と考えてみるのです。

できることがあるのであれば、それをする。

何もできないのであれば、それは心配しても仕方がないことなのです。

神学者ラインホールド・二ーバーの言葉にもありますね。

実際に私も心配なことがありましたが、できることに対しては対策を講じ、できないことに関しては忘れることで、心の安定を得ることができました。

仕事に行き詰まったら瞑想でリセット

いま、世界中で瞑想、特にマインドフルネスが注目を浴びています。

マインドフルネス、瞑想というのは、そのとき湧き上がる感情を捉えることもできれば、イメージトレーニングによって頭の中を整理することもできます。

つまり、「いま、ここに集中することで、存在している自分自身に焦点を当て、雑念を一切排除する営み」といえばよいでしょうか。

仕事をしていると、同時進行でいろいろなことに対処しなければならず、時間との勝負で焦るあまり空回りしてしまうこともあれば、考えすぎて迷宮に入り込んでしまうこともあります。

マインドフルネスは、詰め込みすぎた頭の休養という効果が期待できます。

目の前の仕事からいったん離れ、頭の中をリセットするとそこに空間が生まれます。

そして、新しいアイデアの入る余地が生まれます。

こういった経験が、マインドフルネスはクリエイティビティを向上させると言われるゆえんです。

実際に、こういったメリットからGoogleといった外資系の大手企業が社内に取り入れています。

仕事で疲れ切って思考停止に陥る前に、自分らしい瞑想の仕方を手に入れましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

この本を一言で言うと、「禅的思考で心の不安に立ち向かう本」です。

この他にもたくさんのヒントがありますので、皆さんも是非読んでみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました!